わーいわーい!みおりんです。
毎年恒例、1年間で読んでよかった本TOP5と最新のみおりん読書術のご紹介。ただし、2023年版はお蔵入りになりかけてつい先日(1年遅れで)公開しました🙇🏻♀️
▼2023年の記事
▼2022年の記事
▼2021年の記事
今年こそは早めの投稿をがんばるぞ!ということで、2024年の結果振り返りを書き書きしている現在は2025年1月上旬です。終わりまで書き切れるのか!?乞うご期待!!(謎の臨場感)
もくじ
2024年の読書結果
2024年の読書結果は次のようになりました📚
- 小説:20冊
- エッセイ:18冊
- ビジネス書:22冊
- ライフスタイル関係:22冊
- 勉強法関係:4冊
- 絵本:1冊
- その他:14冊
合計冊数は101冊!
前年に初めて100冊の大台に乗り、2024年も100冊を目指してがんばっていたのですが、年末になって「どうせなら新記録を!」ということでなんとかもう1冊増やしてフィニッシュしました。最高記録達成でうれしいです☺️
2024年のわたしの読書術
毎年少しずつ変化しているわたしの読書の仕方。最近の読書についてご紹介します。
読む本の探し方
昨年や一昨年の読書術でご紹介したのと同様、
- Amazonでキーワードを入れて検索する
- Amazon/Kindleのおすすめ本をチェックする
- 本屋さんで見かけた本をチェックする
- SNSで見かけた本をチェックする
- ひとからおすすめされた本をチェックする
という方法で読む本を探していますが、このところはインターネット検索と本屋さんの店頭での発見が同じくらい多い気がします。どちらにもそれぞれのよさがあるし、リアルの書店さんは大好き&わたしの元気の源なので、どうにか全国の書店さんが減らないようにできる活動やお仕事ができたら…と思っていたりします🥺
本の読み方
KindleやKoboなど、電子書籍をメインに使っています。以前はスマホアプリと併せてKindleの端末も使っていたのですが、壊れてしまい最近はスマホだけになりました😹ただ、本当は紙の本も好きで、いまでも紙で買う本もたくさんあります(電子で読みがちなのは家に置ききれないというのが主な理由です…)📚
本を読むタイミングとしては、紙の本の場合は入浴中、電子書籍の場合は移動中、休憩時間、あとはお行儀はよくありませんが外出先でのひとりごはん中などが多いです。
紙の本でビジネス書やライフスタイル系の本を読むときには、ふせんを貼り付けたしおりを使って読書を進めています。気になる箇所、あとから読み返したい箇所にはふせんをすぐに貼れるようにしています😌
↓ココフセンは裏がシールになっているので、しおりにペタッと貼れて便利!
↓わたしはまだ使えていませんが、最初からしおりになったタイプもあります🔖
電子書籍で読むときには、アプリのマーカー機能を使ってマーキングするようにしています。
読んだ本の記録のしかた
読みたい本や読んだ本を記録するための「ブクログ」
読書管理ブクログ - 本棚/読書記録
Booklog,Inc.無料posted withアプリーチ
2024年にいちばん変わったのが、読書記録用のアプリです💡
以前は「読書メーター」を利用していましたが、2024年から「ブクログ」に変えました。なお、2023年までの記録は読書メーターに残したままです(「みおりんカフェ」でアプリ内検索していただければ見つかると思います🔍)
理由としては、読書メーターの本の検索機能に以前から課題を感じていたのと、読み込みスピードが気になることが多々あり、、何年も記録を残しているので乗り換えるのもどうかと思っていたのですが、ついに決断しました(>_<)ただ、レビューの機能や数は読書メーターのほうがブクログより優れているように思うので、適宜併用しています。
ブクログは検索機能がしっかりしていて、その他の使い勝手もいい感じ。本棚の表示のされ方も個人的に好きです💭
わたしが最近しているのはほぼ「読み終わった本を登録する」ことだけなのですが、ときどき書店などで見つけておもしろそうだった本で、その場では買えない場合はメモを兼ねて「読みたい本」に登録することもあります。
全体の冊数把握に使う「やることふせん」
市販されていない本を読むことも多いこともあり、ブクログだけでは「今年読んだ本の全体冊数」が認識しづらいので、全体像を把握するために「やることふせん(ToDoふせん)」を使って読了本のタイトルと読了日を書き出しています。
ふせんは机の前のコルクボードに貼って、常にどれくらい進捗しているかを確認できるようにしています📌
本の内容を記録するための「読書ノート」
昨年までと同様ですが、これから何度も内容をおさらいしたい本に限って、内容をまとめた読書ノートのようなものを作っています。
2024年に読んでよかった本
【全ジャンル】読んでよかった本TOP5
101冊の本のなかから、ジャンルを問わず特に読んでよかった本5冊をご紹介します(順不同)。
柚木麻子『本屋さんのダイアナ』
これは3月に名古屋の「ランプライトブックスホテル」に泊まった際、近くの書店でたまたま見つけた小説です。
このホテルは「本の世界を旅するホテル」がコンセプト。フロント近くに約3000冊の本があって自由に読むことができたり、中についている本を読むためのカフェが24時間オープンしていたり、客室も読書をするための部屋としてデザインされていたりと、本を読むのに最適なホテルです。
滞在中に読むための本を買いに行ったときに見つけたのがこの『本屋さんのダイアナ』。柚木麻子さんの作品を読むのはこれが初めてでした💭
私に命令できるのは、この世界で私ひとりだけ……。
私の名は、矢島大穴(ダイアナ)。変な名前も金髪もはしばみ色の瞳も大嫌いだった、あの子に出会うまでは。心ふるえる最強のガール・ミーツ・ガール小説。
私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。
(Amazonより)
大穴(ダイアナ)ちゃんと彩子ちゃんという女の子が主人公の小説で、小学生時代から二十歳すぎくらいまでの二人をそれぞれの視点から描いた作品です。読みはじめはどちらかというと小中学生向けの小説かなと思いましたが、後半からどんどん大人向けの作品になっていく感じ。単なる青春小説というものではなく、性被害との戦いなどとても重いテーマもあり重厚な小説でした。おもしろくてどんどん読み進めてしまいました。
Emi『今日から変わるわたしの24時間』
OURHOME主宰・整理収納アドバイザーのEmiさんの著書。本屋さんでたまたま見つけて立ち読みし、内容に惹かれて購入しました💐
中学生の双子ちゃんを育てながら、仕事も暮らしも楽しむEmiさんの時間術が詰まった一冊。わたしが購入を決めたのは、Emiさんが朝型のショートスリーパーゴリゴリビジネスパーソンという感じではなく(そのタイプの方だとわたしの体質では真似できない😹)、もともと9時間睡眠(?)は当たり前のロングスリーパーかつ時間の使い方もあまり上手ではなかったと冒頭に書かれていたからでした。また、「毎日をごきげんに過ごす!」というコンセプトにもシンパシーを感じました💭
参考になるところがとてもたくさんあって本がふせんだらけになってしまったのですが、特に印象に残ったのは「この時間内で決めたことが、いまの自分にとって『ちょうどいい』」という考え方。
わたしはなにを決めるにしてもすべての選択肢を比較して熟考しないと気が済まず、そのせいで多大な時間を必要としてしまうことが多々ありました。わたしにとってこの決め方は後悔を招かない優れた決め方だとも思っているのですが、いかんせん時間をロスするので、日常のちょっとしたことはもっとサクッと決められたらなぁと思っていました。
そんなときにこの考え方に出会い、いまではちょっとしたことならなるべく短い時間で決めて、「この時間内に決めたことがベスト」と思うことができるようになりました。とてもいい変化だと思っています😌
Emiさんがすごく素敵だなと思ったので、つづけて『続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート』も購入。こちらもとてもよかったです🌷
亀山ルカ『やりたいことがぜんぶ叶うインスタ発信の教科書』
先日YouTube5周年記念の動画でもご紹介した、亀山ルカさんの最新刊(2025年1月時点)です。
このブログでも何度もお話ししていますが、ルカさんは社会人1年目のころのわたしがこのブログの再開とYouTubeの開始を決める直接のきっかけをくれた方。当時ルカさんが運営されていたブログやYouTubeチャンネルがとても素敵で、「自分もやりたい!」と思えたのでした💭
そして昨年7〜9月に長い無気力状態に陥ってしまった際、またルカさんに(勝手に)助けられました😳それがこの本です。
この本は情報発信ビギナーさん向けに、11万人以上のInstagramフォロワーさんを抱えるルカさんがインスタ運用について詳しく解説した本です。心がまえ的なことから実践的な内容まで細やかに紹介されていて、これからインスタを伸ばしたい人にはぜひ読んでほしい一冊です。
わたしはインスタをある程度の年数運用している立場ではありますが、この本を読むとあらためて初心にかえって学ぶことがたくさんありました。長くつづけているとおざなりになりがちなこと、わたしがついつい後回しにしてしまっていたことなども、ルカさんはしっかり丁寧にされていてさすがだなぁと思うとともに、インフルエンサーとして見習わなきゃと思いました。
これを一つのきっかけに無気力状態から通常運転に戻ってくることができたので本当にありがたかったです😹これからも発信に疲れてしまったときには何度も読み返したいなと思いました。
▼こちらもおすすめ!ルカさんのその他ご著書
ローラ・ドイル『サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる』
結婚してから3〜4カ月くらいのころ、夫との関係に悩むことがあって読んだ本(いまは解決していて、特にわだかまりもなにもないのでご安心ください笑)。280万部超えの世界的ベストセラーです。
タイトルは直訳すると「降伏する妻」だし、「男を立てる」というサブタイトルからも「前時代的な価値観の内容か?」と思ってしまいそうですが、中身はそんなことはありません。男性と女性の違いをよく知ってうまく付き合っていく方法がたくさん学べる一冊です。
実際試してみると関係性の改善やわたし自身の心の安定を感じられ、読んでみてよかった!と思いました。男性パートナーとの関係(ただし相手の暴力やモラハラは除く)に悩んでいる方にはぜひ読んでいただきたいなと思う内容です◎
山内マリコ『あのこは貴族』
10月締め切りの文学賞に応募する小説のテーマを「地方都市の閉塞感」「地元から出て行くことのできない女性と、地元に帰ることのできない女性」に決めたとき、この『あのこは貴族』の存在がすぐに頭に浮かびました。
この小説は、東京・松濤(しょうとう)地域に代々住んでいる超お嬢様の(しかし本人はそれが当たり前で、あまり自覚がなさそうな)女性と、あまり裕福ではない地方の家庭から自分の実力だけで上がってきた(けれど経済力の限界で挫折してしまう)女性とが対照的に、だけど素敵な関係性をもって描かれる作品です。
映画化もされていて、わたしは公開当時に映画で観ていました。そのあと原作も読もうかと思ったのですが、冒頭を読んだら映画とほとんど差がないように感じられて(小説が映画化されるとだいぶ変わってしまって残念に思うことが多いので、それはむしろ素晴らしいことだと感激したのですが)、これなら小説は読まなくても大丈夫かな?と判断してしまっていたんです(愚かだった😹)。
が、今回小説という手段で近しいテーマを描くにあたって、これは小説で読んでおきたい!と思い、原作を読むことに。そうしたら!すごく!よかった!
前述のとおり、いい意味で映画はすごく原作に忠実で、「え?ここ違うんだけど😤」というようなところは全然ありませんでした。でも原作を読むと、やはり映画にはなかったすごく素敵な要素がちりばめられていて。「このシーンやってほしかったけどなー!」と思うほどの素晴らしい場面や台詞がたくさんあって、思わず電子書籍にたくさんマーキングをしてしまいました。
きっとこの感覚への共感や切実な感じ方は、地方出身の人、都会で戦ったことのある人にしかわからないと思う。そんな鮮烈な小説でした。これからも何度も読み返したいと思います。
▼映画もおすすめです!!
【ジャンル別】読んでよかった本
今回読んだ、
- 小説
- エッセイ
- ビジネス書
- ライフスタイル関係の本
- その他の本
のジャンルごとに、特に読んでよかった本を1冊ずつご紹介します。なお、先ほどの全ジャンルのTOP5に入っていたものは除いています😌
小説部門
TOP5に入れた『本屋さんのダイアナ』の柚木麻子さんの小説。2000年代に起きた実際の事件(俗に「婚活連続殺人事件」と呼ばれる、男性たちの連続不審死事件。容疑者の女性が一般的に若いとされる年齢でも美しいとされる外見でもなかったことから大変話題になった)を題材としているといわれていますが、オリジナリティと疾走感あふれるストーリー展開でどんどん読み進めてしまいました。
若くも美しくもない女が、男たちの金と命を奪った――。
殺人×グルメが濃厚に融合した、柚木麻子の新境地にして集大成。
各紙誌で大絶賛の渾身作がついに文庫化!!男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に〈あること〉を命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。
本作着想の根底には、世に知られた事件があったのは確かだ。しかし物語が進むにつれて、事件からも犯罪者からも遠ざかる。独立したオリジナリティーに富んだ物語が展開される。進路を定めた羅針盤こそ、「女性同士の友情と信頼」である。
山本一力(本書解説より)(Amazonより)
エッセイ部門
歌人・作家のくどうれいんさんのエッセイ。くどうさんはわたしと同い年だったと思うのですが、感性の研ぎ澄まされた文章にいつも感服してしまいます。くどうさんのエッセイは構成もいつもかっこよくて大好きです。
表題作(というのかな?エッセイでも)はくどうさんが少し前に結婚された日のエピソードなのですが、すごくほっこりして最後の一文も素敵でした(その一編を読んで購入を決めました)。
ビジネス書部門
超多忙なブックデザイナーでありながら数々のルーティンをこなす井上新八さんという方の書かれた本。ですがこの井上さん、じつはもともと継続が苦手だったとか。そんな方があらゆることを継続できるようになった秘訣が、読みやすい文章で綴られています。改行と余白が多いので、本を読むのがそれほど好きではない人でもとっつきやすい一冊だと思います。
「続ける」のは楽しい。
「続ける」のは簡単だ。
「続ける」のは趣味になる。
そして、「続ける」ことで人は変わる。本書の著者・井上新八さんは、
圧倒的な仕事量・質・実績で、
業界では知らない人がいない
ブックデザイナー。そんな著者の仕事力の支えとなっている
「習慣化」を豊富なエピソードと共に紹介。
20年以上習慣と向き合った説得力と、
オリジナリティあふれる視点が炸裂!継続の方法だけではなく、
・苦手意識のなくし方
・楽しみ方
・自分を変える力
も知ることができます。「習慣の本」なのに、なぜかクスッと笑えて泣ける画期的な1冊。
その読書体験をぜひお楽しみください!(Amazonより)
ライフスタイル部門
MOSHのクリエイターグロースアカデミーという企画でご一緒した、管理栄養士の圓尾和紀さんのご著書。YouTubeチャンネルも人気の方です🎞️
わたしはここ数年健康や食事の安全性に関して関心が高まっているので、まるおさんの発信もよく参考にさせていただいています。とてもやわらかい雰囲気の方で、お話も聴きやすいのでおすすめです😌
その他部門
わたしが小中学生のころから大好きなお笑い芸人・小島よしおさんの連載が書籍化された本。小島さんはいまお子さんたちに大人気で、全国の舞台を回ってちびっこたちを熱狂させています。
この本は主に小学生くらいの年代の子たちから寄せられたお悩み相談に小島さんが答えていくというものなのですが、その答え方が本当にすばらしくて。決して大人として上からものを言うのでも理屈を教えてあげるのでもなく、「ボクはこう思うんだけど、キミはどうかな?」という姿勢で素朴な疑問に真摯に向き合っていらっしゃいます。
大人が読んでも学びのある一冊なので、ぜひ幅広い世代の方に手に取ってほしいなと思いました🌷いつか小島さんとお仕事でご一緒するのがわたしの夢です。
2025年にはこんな読書をしたい!
2025年、読書関係でなんとなく目標にしているのはこんなことです。
- 世界文学、日本文学の古典的な作品をたくさん読みたい
- 合計が100冊に満たなくてもいいので、質のいい本をしっかりじっくり読んでいきたい
- 文芸誌に親しみたい
- 街の書店さんを減らさないための発信やお仕事をしたい
いちばんは読む本の構成をもう少し考えていくこと💭ここ数年は実用書系の本の割合がやや高めで、小説の割合が減ってきていました。作家としてデビューした後のことを考えると、文芸系の本のインプットがまだまだ圧倒的に足りないのを自覚しているので、今年は意識的に古典的な作品や文芸誌をしっかり読んでいきたいと思っています。
みなさんが気になった本はありましたか?最近読んでよかった本などもあれば、ぜひコメント等で教えてくださいね🫶🏻(コメントは承認後に反映されます◎)
みおりんさん、こんばんは
先日、2023年のオススメ本紹介ブログでご紹介されていた三浦しをんさんの『好きになってしまいました』が届き、一気読みしてしまいました!
物凄く読み応えがあり良かったです!
また、最近の私のオススメ本は、女優の芦田愛菜ちゃんの『まなの本棚』、深沢潮さんの『乳房のくにで』、性教育YouTuberのシオリーヌさんの『食べるの怖いな』と『CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識』です♪✨
どれも面白い内容だなあと思える本なので、もし読まれた事が無ければ、ぜひ読んで頂きたいなあと思います!
みおりんさんがオススメされていた本もどれも本当に面白そうな本だなあーと思ったので、読んでみたいなあと思います!
ご紹介して下さってありがとうございます