わーいわーい!みおりんです。
8月半ばになってしまいましたが、更新できていなかった6月と7月の読書・映画鑑賞記録を一気にアップしたいと思います。
まずは6月分から!少しでもご参考になれば幸いです💭
もくじ
みおりんの2023年6月の読書結果
6月の読書結果はこちら!
す、少ない…!笑
いろいろなことに追われていたのでしょう。。
みおりんが2023年6月に読んだ本
読んだ2冊はこちらです。
第127回文學界新人賞受賞作。著者の年森さんは、おそらくわたしと同い年と思われる方です💭
松井まどか、高校2年生。
うみちゃんと付き合って3か月。
体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。
――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。(Amazonより)
女子校に通うまどかは、ボーイッシュな見た目から「松井様」と呼ばれています。
まどかは生理が来るのが嫌で、生理が来ないように食事量をものすごく抑えているのですが、すると「拒食症の女の子」として扱われる。「かけがえのない他人」を求めているだけなのに、女子大生のうみちゃんと付き合ってみたら、「LGBTQの人」として扱われる。安易に括られる違和感…。
純文学ですが、文章やシチュエーション自体が小難しいということはなく、純文学に慣れていない方や中高生でも読みやすいのではないかと思います。
女による女のためのR-18文学賞(賞の名前が強めですが、最近は特にR指定感のない作品が受賞することも多い文学賞です)で史上初の三冠を達成した作品を含む連作短編小説です。
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作。(Amazonより)
奇想天外な女の子・成瀬あかりが毎回とっぴなことを言い出す青春小説。本人はいたって真剣で、なんでも全力投球なのですが、毎回周りはびっくり。滋賀を舞台とした作品ですが、滋賀になじみのない人でも楽しめるハートウォーミングな内容です。
文章も平易で、小学校高学年くらいから大人の方まで楽しめると思います🌻
みおりんが2023年6月に観た映画
6月は『怪物』を映画館にて鑑賞しました。カンヌ脚本賞を受賞した作品で、監督・是枝裕和さん×脚本・坂元裕二さん×音楽・坂本龍一さんという超豪華なタッグに、鑑賞前からわくわくしていました。
めちゃくちゃおもしろかった…!1つの事実をべつの人物の視点から見るとどうなるか…という多視点的な内容なのですが、最初に小学生の男の子の母親の視点で、次にその男の子の担任教師の視点で、最後にその男の子たち自身の視点で描かれます。
最初の母親視点で観たときには「なんてひどい学校なんだ…」と憤慨してしまったけれど、次の担任教師の視点で観ると感じ方が大きく変わる。あれ、わたしがさっき抱いた感情ってなんだったんだろう…?そして最後の男の子たちの視点で、また感覚がひどく揺さぶられます。
「怪物、だーれだ」というキャッチコピーが語られていたため、「誰が怪物なの?」と思いながら観はじめましたが、最後には「きっと怪物とは特定の人物のことではなく、先入観や思い込み、そしてそれを信じてしまうわたしたちのことなんだ…」とはっとしました。
もう一度観たくなる作品でした。。!!
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