わーいわーい!みおりんです。
先月読んだ本と観た映画を紹介するシリーズ記事。11月ぶんを書いていきたいと思います✍🏻
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もくじ
みおりんの2023年11月の読書結果
11月の読書結果はこちら!
ただ、実際には一般販売されていない本をプラス1冊読んでいたので、合計9冊という結果でした📚
みおりんが2023年11月に読んだ本
「特に読んでよかった!(個人的な好み)」という本には「\💓みおりんお気に入り💓/」の印を、「特におすすめ!(個人的にというより広くおすすめできる)」という本には「\✨みおりんおすすめ✨/」の印をつけておきたいと思います◎
(一般販売されている8冊の本の紹介です)
直木賞作家・桜木紫乃さんの小説。桜木さんの対談記事を読んで興味を持ち、初めて作品を読んでみました⛄️
「あなた、なぜ小説を書くんですか」北海道・江別で平坦な生活を送る柊令央は、応募原稿を読んだという編集者に問われ、渾身の一作を書く決意をする。いつか作家になりたいと思いつつ40歳を迎えた令央にとって、書く題材は、亡き母と守り通した家族の秘密しかなかった。執筆にのめりこむうち、令央の心身にも、もともと希薄だった人間関係にも亀裂が生じ―。直木賞作家・桜木紫乃が創作の苦しみを描ききる、新たな到達点!
(Amazonより)
主人公はいつか作家になりたいと思いつつ、「主体性」なく生きている40歳の女性。ある女性編集者がやってきたことを機に一作の小説を完成させるまでのお話なのですが、桜木さんは朝比奈あすかさんとの対談で次のように語っています。
桜木:『砂上』の編集者が「あなたは精神的に決定的なダメージを受けたこともなければ、友達もいない」と言っていますが、これは、そのまま私が言われたことなんです。
朝比奈:仕事で、小説を書く上で、言われたことですか?
桜木:私の人格に対して、編集者が言ったひとことです。人に共感しないし、友達もいない。
朝比奈:それは、何か小説を生み出すためのヒントとして言ったのですよね。もし友達が言ってきたのだったら、失礼しちゃうわ、って思いますけど……
桜木:私は子どもの頃から、何に対してもそうだった気がしますし、口にしないまでも、周りは私をそう捉えていたと思います。共感しない、共感を求めないような人は、自覚もない孤独に陥るみたい。振り返れば、たぶん孤独だったんですよ。だけど自覚がない。共感しないし、共感を求めてないから。
朝比奈:最近は、エンタメを判断する場合、共感できるかどうかが、大きな基準になっちゃってますが、そういう風潮に対してはどうお考えですか。
桜木:巷にあふれる「共感する」「泣く」は同情だってことに気がついて、って時々思う。本当に偉そうな言い方なんですけど、共感するって、その人の気持ちがわかるところまで経験を積んでから、初めて得られる感情だと思うんですよ。私は「共感する」という言葉を使うときに、これは共感なのか同情なのかと、考えるようにしています。
本のなかでも「共感」というものについて触れられていますが、このところ作家さんが「共感」について語ったものを読む機会が多くて、わたしの最近のテーマ(?)にもなっています。
芥川賞作家・川上未映子さんのエッセイ。川上さんのエッセイは9月の記事でご紹介した『深く、しっかり息をして』を初めて読んでハマってしまい、この本も買いました。
ただ、テイストとしては『深く〜』とだいぶ違っていました。『深く〜』は今年7月刊行、『世界クッキー』は2012年刊行なので、そもそも刊行年が10年以上違うのですが💭
『深く〜』は誰でも読みやすい、ほっこりと温かくなるような文章だったのに対し、『世界クッキー』は文章がかなり散文的というか音楽的というか、純文学を読んでいるようなおもしろさがありました。
\✨みおりんおすすめ✨/
このブログでたびたび「エッセイがおもしろすぎる!」とご紹介している小説家・三浦しをんさんの代表作の一つです。ようやく三浦さんの小説を読みました(エッセイがおもしろすぎて、小説も絶対におもしろいのはわかっていたのですが後回しになっていました…三浦さんごめんなさい…)。
出版社の辞書編集部を舞台とした小説で、本屋大賞を受賞した作品。映像化もされています💡
出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
(Amazonより)
とてもおもしろく、本屋大賞受賞も納得の作品でした。。キャラがすごく立っていて、小さな演出の一つひとつに三浦さんの(エッセイでもほとばしっている)サービス精神を感じました💭
\💓みおりんお気に入り💓/
三浦さんの小説を読んだら小説以外も読みたくなってしまい、再読しました。昨年の12月から約1年ぶり2回目です。
小説を書く人にも書かない人にもおもしろいんですこれ。。前回のレビューはこちらをご覧ください↓
\✨みおりんおすすめ✨/
本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』などで人気の町田そのこさんの最新小説です。町田さんの作品には今年『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』と『宙ごはん』を読んでハマりました。
▼それぞれのレビューはこのときに書きました💭
じつはこのたび、紀伊國屋書店新宿本店で開かれた町田さんの新刊発売記念サイン会に申し込んでいたんです!それで対象書籍である今回の本を購入し、イベント前に読んで行きました◎
わたしがふせんをたくさん貼り付けて読んでいたのを見て、町田さんがすごく喜んでくださってうれしかったです💐
じつはわたし、サインを書かせていただいたことはこれまでにたくさんあったのですが、サインを書いていただきに行ったのは初めてで、すごく緊張しました。。翌週に自分のサイン会イベントも控えていたので、「サインを書くときにはこういうことに気をつけよう!」といった勉強にもなり、とても貴重な体験でした🫶🏻
今回の小説は地方の家族葬専門葬儀社を舞台に、「死」を通して「生」を描く作品。章ごとに主人公が変わる構成で、登場人物に感情移入したり、逆に客観視したり、いろいろな視点で読むことができました。
\✨みおりんおすすめ✨/
有村架純さん主演で映画化もされた『ビリギャル』の原作です。めちゃくちゃいまさらという感じですが、このタイミングで初めて読みました…!
名古屋のお嬢様学校の学年ビリ、聖徳太子を「せいとくたこ」と読むレベルだった高校2年生のさやかちゃんが、著者の坪田先生(塾の先生)と出会ったことで慶應義塾大学という高い目標を見つけ、猛勉強の末に合格したお話(ノンフィクション)です。
…という内容は読む前から知っていたにも関わらず、本を読んだら本当にすごく感動しました。。何度か泣いてしまいました😢勉強が全然おもしろくないと思っていたさやかちゃんが勉強のおもしろさに気づいていく過程、親馬鹿とあきれられることも厭わず独自のポリシーで深い愛情を注ぐお母さんのエピソード、さやかちゃんの努力によって少しずついい方向に変わっていく家族の関係…どれもすごく素敵でした。この本は勉強のシンデレラストーリーでありつつ、「家族の物語」なのだなと思います。
受験をする人もしない人も、ぜひ一度読んで!と思える本でした📕「明日から自分もがんばろう!」と思える一歩になると思います。
10月に読んだ『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』という本で自分がHSS型HSPであることに気づき、関連本を探してみようと思って読みました。
HSS型HSPの方自身が体験ややっていることをまとめた本です。内容は非常にライトで、参考になるところはあまりなかったのですが、「これだけこの性質が強いと大変だろうな…(わたしはここまで強い傾向はないかも)」と感じました。
\💓みおりんお気に入り💓/
最近ダイエット(スタイルアップ作戦と呼んでいますが)を始めていて、大昔に読んだこの本を再読することにしました。世界的ベストセラーとなった『小さな習慣』のダイエット版(?)です。
著者は「たった1回の腕立て伏せをしたことをきっかけに、いまではジム通いが日常になっている」という方で、この「失敗すらしようがない小さな習慣」をつけていくことを提唱されています。
ご自身の経験談だけでなく、様々な文献やデータをもとに考察された内容はとても緻密で、頭でも納得できるものでした。特に食事の仕方や選ぶべき食事内容について詳しく書かれており、ダイエット面だけでなく健康面を考える上でとても勉強になります。
今年の読書冊数の進捗具合
と、ここまでで今年の読書冊数はどうなったかというと…
📚81冊📚
です!
今年の目標は80冊だったので、すでに達成したことになります🥳よかった〜!
ここから100冊はちょっと厳しいと思うのですが(目指してもいいけど読書の質が下がりそう)、あまり気負わず、必要な本を必要な速さで読んでいきたいと思います◎85〜90冊くらいになる予想。
みおりんが2023年11月に観た映画
え、えいがが、、
11月は観られませんでした😭月1〜2本は観に行く目標なのに😭
12月は映画とモネ展を観に行く予定なので、挽回したいと思います😵
「ビリギャル」は自分が成長したら周りも良いように変化することを体現してます
今度もとても参考になりました✨️
本当にありがとうございます
どれも読んでみたくなりました!
ぜひ読んでみたいなと思います!