人と比べられてもわたしが何も気にしない理由

先日、匿名の質問箱（マシュマロ）で、こんなメッセージをいただきました。

みおりんさん、こんにちは☕️🦜

新中2の者です。私は部活動でテニスをやっているのですが、顧問の先生にライバルと比べられているようで、しかも、私にばかり厳しく言われていて、精神的に辛いです。負けたくないという気持ちはありますが、自己嫌悪になりつつもあります。こんなとき、どういう風に気持ちを持っていけば良いでしょうか？また、みおりんさんはこのように、比べられて辛いとき、どうしていましたか？

お忙しい中、申し訳ありませんが、早めの回答を宜しくお願い致します🙇とても救われます🙇

早くお答えしたかったのですが、限られた文字数のツイートで返せる内容ではなかったため、少しお時間をいただいてしまいました。

Twitterで返せない長さになってしまうだろうなと思った理由は、じつは「わたしは人生で一度も、人と比べられたことがない」からです。でも、ここだけを切り取ってしまうとずいぶん語弊のある回答になってしまいます。そこで、ブログでしっかり書いてみようと思いました。

「人生で一度も人と比べられたことがない」と書きましたが、おそらく正確には、「みおりんと誰かを比べていた人はいるはずだが、みおりんはそれを感じ取らなかった」だと思います。わたしは人と比較されるということに対して、たぶんとても鈍感です😥

ただ、「じゃあみおりんはもともと鈍感な人だから何の参考にもならないね」で終わりではお粗末だし、それではどうしてわたしが人と比べられることについて鈍感になれているのか、ということについてお伝えしようと思います。

それはひとことで言ってしまうと、「ある領域において、自分が世界一だと思っているから」です。

何の領域なのかなどについて書くとかなり長くなってしまうのでここでは割愛しますが、わたしは自信をもっている分野がいくつかあります。だから、その他の分野で人と比べられたり、誰かに負けたりしても、「まあ悔しいけど、わたしには他にすごいところがあるからね😉」と思えているんです。

それが勘違いだろうがハッタリだろうが、そういう正確さは何でもよくて、大事なのは「そう思い込めている」ということです。

わたしは幼稚園に入る前、1,2年ほど（？）七田式の幼児教育に通わせてもらっていました。母によると、そのときにお世話になった先生はこんなことを言っていたそうです。

「いろんな分野で平均点をとれるようにするより、何か一つの分野で突き抜けたほうがその子の自信につながる」

わたしは本当にそのとおりだなと感じることがよくあります。全体的にそつなくこなせることも素晴らしい才能ですが、一つ「これは得意！」「これは大好き！」というものがあると自己肯定感も高まるし、それに引っ張られて他のものも得意になるよう努力できたりします。

人より得意なものを作ることは簡単ではないと思います。でも、好きなものなら結構見つけられたりします。「好きこそものの上手なれ」ということわざもありますが、好きなものができるとそこから得意につながりやすくなります。

いただいたご相談に戻ると、一つのアドバイスとしては、「点数化できない領域において『負けない』と思い込めるものを探す」ということです。テニスとまったく関係なくてかまいません。

「点数化できない」というところは一つポイントで、勝手に自分が世界一だと思い込めるために大切です。たとえば「50メートル走を速く走れること」みたいなものだと、自分のタイムを上回る人が現れたときにどうしても「自分は負けてないぞ！」と信じ込むのが難しくなってしまいます。一方、「絵が得意（自分にしか描けない絵がある）」「料理が得意（自分にとっていちばんおいしいごはんを作れる）」といった絶対的な点数がつけられない分野なら、勝手に自信をもつこともできます。

ちなみに補足ですが、顧問の先生はもしかしたらこの子にすごく期待しているから厳しい言葉をかけているのかもしれません。あえてライバルの子と比べるようなことを言うことで、「がんばれ！」という気持ちを伝えているのかも。（それがいいか悪いかは置いておいて、この子を追い詰める意図はなく、むしろ応援しているのかもしれない、、ということです）

あとは、これはこのお悩みだけでなく様々なことに言えますが、「言いたい奴には言わせておけ」という心持ちも大切です。わたしは基本的になにを言われてもそう思っています。

ということで、短期的に解決できる方法ではないし参考になったかどうかもわかりませんが、とりあえず表面的なことではなく誠実にお答えしたかったので、このような回答になりました😥

何らかのご参考になったらうれしいです。