わーいわーい!みおりんです。
昨日は東京大学の卒業式でした。
午前中は雨だったんですが、帰る頃には晴れました。
備忘録も兼ねて、東大卒業式の様子をレポートしたいと思います🎓
もくじ
東大卒業式の行われる場所
東大は入学式は武道館ですが、卒業式は東大の象徴たる安田講堂で行います。
安田講堂は普段は生徒の入れない場所です。いつも警備員のおじさんが睨みをきかせています。(睨んではないか)
ときどき何かのシンポジウムなどで外部の方々が集まっているのを見かけますが、生徒は基本的に、卒業式のときのみ中の様子を見ることができるのです🙀
安田講堂というのは意外とそこまで大きくないので、学生全員を収容することができません。そこで、卒業式は第一部と第二部の2回に分けて行われます。
- 第一部(9:00〜10:15):理系学部
- 第二部(11:15〜12:30):文系学部
という形。わたしは法学部なので、第二部に参加しました。
東大卒業式当日のタイムスケジュール
他学部は全部調べない限り謎なので、わたしの参加した法学部の卒業式の一日をレポートします。
本郷三丁目駅で両親と合流[9:00]
うちは両親が参加すると言ったので、実家から来た二人を本郷三丁目駅で待ち受けました。
合流し、本郷キャンパスへ。
赤門前で写真撮影→構内へ[9:15〜9:50]
赤門前に着くと、赤門&「東大卒業式」の立て看板と一緒に写真を撮る人の行列ができていました。(わたしたちが並んだあとさらに長い列になりました😳)
スーツで行ったので、急いでアカデミックガウンを出して着ました。丈が長いし人生で初めて着るタイプの服なので苦戦。上の写真は、「フードとかどうつけるのが正解なのよ?」の図。
帽子も少し動いただけでずれ落ちてくるのでストレスです😥笑
↑もうやんなっちゃった笑
立て看板のところで写真を撮ったあと、赤門全体が入る位置でも撮影。
構内に入ると、安田講堂前の通りでこんなものを発見!
はだかんぼで来てもよかったのか、損したな〜とがっくり。(違うかw
卒業写真を撮影[9:50〜10:30]
わたしは東大経由で、卒業記念写真の撮影を予約していました。大学に写真スタジオの方が来てくださり、そこで普通のスタジオで撮るのと同じような感じで撮影をしていただけます。
いちばん右がわたしです。前髪直してもらってるところ。笑
注文したのはいちばん豪華なセットだったので(両親が謎の奮発)、両親との3ショットも含めかなりの枚数を撮っていただきました。できあがるのは6月予定。どの写真が選ばれるのかしら〜😳
その場でお支払いをして、会場を出ました。
生協の組合員証を返還[10:30〜10:40]
大学生協の組合員証を返還しました。組合員証があると大学内の書籍部で本を割引で買えたり、食堂のメニューが組合員価格で食べられたりします。
組合員証と引き換えに、16000円が返ってきました!
安田講堂前でプチ撮影[10:45〜11:00]
この時間にすでに理系学部の卒業式が終わっており、安田講堂前は卒業生だらけでした。
女の子はやっぱり9割がた振袖袴という感じでした。でも少数派ですがアカデミックガウンもいたよー。
↑半年後or1年後に卒業する予定のはたやん(ビジネスコンテストで一緒に出場&みおサポ理系担当の東大工学部生)と落ちあい、共通の友だちと3人で写真を撮りました😊
卒業式(文系学部全体)[11:15〜12:15]
いよいよ卒業式本番〜!初めて入る安田講堂にドキドキ😊じつは動画を撮ったのですが、ここでは上げられないので今度YouTubeで紹介しようかな。。時間があれば。。
中はこんな感じ!
広く見えるけどめちゃんこ広くはないです。人数分の席がないので、途中から遅刻してきた人では立ち見が出ました。
総長の五神先生の答辞はそれなりに長かったのですが、もっと聴いていたいくらい良いお話でした。録音しておけばよかった!!と思ったら、別室で観ていた母が撮影してくれていました😳
そうそう、東大卒業式では、保護者は安田講堂に入れないので構内にある別の部屋(御殿下のあたり)にてスクリーンで卒業式の様子を観ます。ちゃんと座れたそうです。
↑母が送ってくれた写真。外が明るいのでスクリーンはちょっと見づらいようです。音はよく聞こえたとのこと。
この式は、
- 東大オケによる奏楽
- 各学部(文系)の代表に学位記授与
- 卒業生総代の答辞
- 総長の答辞
- 合唱
のような感じでした。今年の文系の首席は女子ばかりでした😳東大女子少ないのに。。すごい😊
合唱は東大の歌が2曲(1曲は東大の合唱団体が歌い、もう1曲は全員で斉唱)だったんですが、わたしにはどちらも聴いたことがある記憶がなく、あまり歌えませんでした。ちなみに高校の校歌も覚えないまま3年間終わってしまった。。笑(小中のは歌える)
お昼ごはんと東大グッズショッピング[12:15〜13:20]
あまり時間がなかったので、あらかじめ買ってきていたおにぎりやパンを法学部ラウンジで食べました。ほんとは法学部生しか入っちゃだめなとこだけど、、ほとんど人いなかったし怒られなかった。笑
食堂で食べた人もいたんじゃないかなと思います。わたしたちはどうせ混むと思っていたので避けました。
法学部の学位記伝達式[13:30〜14:20]
午後は学部のほうの式でした。これは学位記(卒業証書みたいなもの)をもらう式です。
法学部の場合は法文1号館の25番教室という(おそらく大学で最大級の広さの)教室で行います。よくセンター試験当日のニュースのときに出てくるあの教室です。学部の必修科目も多くがこの教室で開講されています。
こちらは全席指定席だったため、立ち見などはありませんでした。保護者も1階席と2階席に座ることができました。
大学のアンケートに答えながらの式だったため、なんとなく片手間でステージを見ている感じでした笑
式としては成績優秀者の表彰(一部)と学部長の答辞くらいで、比較的あっさりしたものでした。学部長がいろいろお話をしてくださったあと、「とはいえいわゆる『法学部砂漠』を泳ぎ切ったみなさんなら、きっと社会に出ても大丈夫でしょう」とおっしゃったのは印象的でした。(みんなここで笑ってた笑)
「法学部砂漠」というのは人と人のつながりの薄い法学部を揶揄した言葉で、東大生はよく使います。
式が終わると、順番に一人ずつ学位記をもらいました。席の島ごとに先生と教務課の方が立っていて、そこに並んでもらっていくような感じ。壇上に上がって一人ずつ…とかではありません。サクサク終わった。
学生証を返還しなければいけなかったので、直前に慌てて写真を撮りました。(顔と名前は隠しているのであって、この状態で使っていたわけではありません👼)
予定としては15:30までの式でしたが、わたしは前の方の席だったこともあり14時ちょっとすぎには会場を後にすることができました。
(本来は)法学部懇親会[16:00〜18:00]
16時から本来は法学部の先生と生徒が参加できる懇親会がありました。
が、わたしは休学ワーホリのため学年をおりている&文科三類から進学したため学部にほぼ友人がおらず、教授とも関わりがほとんどなかったためあまり参加できる気がせず。なにより、この日の夜から地元で観たい舞台があったため、両親と一緒に実家に戻ることにしていました。
両親と写真を撮ったりしながら実家へ
帰りにまたちょこちょこと写真を撮りました。(あと、卒業アルバムの受け取りもしました)
学位記をもらったので、それを持って改めて安田講堂と一枚。
あと父にアカデミックガウンの帽子をかぶせて正門前で写真を撮りました笑(ちなみに赤門は正門ではありません。知らない人も多いのでご参考まで!)
「大学に入ったことないのに卒業できた気分」と上機嫌の父。
そんなこんなで、舞台ガチ勢(?)のわたしは実家近くのホールに駆けつけたのでした!(翌朝東京にとんぼ返り)
東大卒業生たちの服装
卒業式では、思った以上にアカデミックガウンを着ている男子が多いのに驚きました。アカデミックガウンは東大オリジナルのもので、襟の部分に黄色いイチョウの校章が2つついています。
こういうページから予約します↓
さっきのわたしのガウンを着ている写真を見ていただくとわかるのですが、左袖のところには学部ごと色の違う校章ワッペンをつけます。わたしの場合はえんじ色でした。
女子は先ほど書いたように、圧倒的に袴が多い印象でした。はたやんには「知り合いでガウンの女子初めて見ました!」と言われました笑
でもガウンおすすめよ!中はスーツでいいから楽だし、髪のセットも必要ないし。予算も、同じレンタルなら袴一式が6万円ほどのところ、ガウンなら1万2000円くらい。それに袴はこの先いつでも着られますが、アカデミックガウンを着ることはたぶんないと思います。
ただ、院に進む人の場合は「学部の卒業式では袴を着て、院の卒業式のときにガウンを着る」ということもあるようです。要は学生最後の卒業式のときにガウンを着たがる人が多いということですね😊
わたしも袴を試着してたんだけどさ😉▶︎東大卒業式のための袴を見てきました(^o^)全10パターン試着したよ〜👘
卒業式で思ったこと
わたしは東大の在籍は5年間、うち1年は休学してワーキングホリデーをしていたので、実質的に大学には4年間通いました。
その間、ずっと「親はわたしたちを大学に行かせるため一生懸命働いてくれているんだから、わたしのがんばりなんて物の数に入らない」と思っていました。両親になにか言われたわけではありませんが、帰省のときに仕事で疲れ果てた両親を見ると、わたしなんか全然がんばってないなぁと感じていました。
でも昨日になって、意外とわたしもこの4,5年間がんばってたんじゃない?と思えました。安田講堂の天井から吊るされた「東京大学卒業式」の文字を見たときに、ここまで来る道が平坦でなかったことを思い出したんです。
今度大学生活のあらすじをまとめた記事を書こうと思っているので詳細はそちらに譲りますが、わたしは大学に入ったのもギリギリ、進学振分けで法学部に進学したのもギリギリ、ワーホリからの復学も心配だったり、最後は卒業認定問題が勃発したり。お金がないからバイトはいつも掛け持ちしてがんばって、学生団体を立ち上げたり個人ビジネスをやってみたり、サークルに行ったりといろいろやってきました。
授業も、特に駒場時代はみんなよりたくさん取って成績も取れるように努力し、法学部に入ってからも最初は全然勉強の仕方がわからなくて単位が取れなかったところから、自分なりの勉強法を編み出して授業によってはクラスで1位を取れるくらいのところまではがんばりました。
というわけで、振り返ってみると、「まあまあがんばったね」って自分に言ってあげてもいいような気がします。家にいるときなんかはひたすらだらしないので、どうしても自分のことを単なる自堕落人間と思ってしまいますが、まあ外にいるときはそれなりにがんばっていたのかな。
これから東大卒という良くも悪くもある程度の影響力をもつ肩書きを背負っていくことになりますが、それに恥じないような姿勢を貫く覚悟くらいはできています。(結婚しづらくなりそうだなぁってところはまだ覚悟が決まってない。笑)
「東大で学んでよかったか?」と訊かれたら、「よかった」って言えると思います。もっとこうできたのになって思う部分はいくつかありますが、完璧な大学生活なんてないと思うのでそれもまた一興かな。
少なくとも、わたしはいろいろな場面で「東大」の名前を最大限活用させてもらったと思います。わたしは、使えるものはなんでも使って、したたかに生きていきたいと思っています。その代わり、ひとのために使えるものもなんでも使うつもりです。だから読者のみなさん、わたしのブログに書いてあることは勝手に使えるだけ使ってくださいね。笑
最後に、わたしをここまで支えてきてくれたすべてのみなさま、本当にありがとうございました。
これからもわたしはノンストップで走りつづけます🏃♂️✨
ご卒業おめでとうございます。
ご卒業おめでとうございます。
おめでとう
ご卒業おめでとうございます㊗️