受験生・浪人生の親ができることとは?|おすすめの差し入れからNG行動まで

受験生の親・浪人生の親ができることとは

受験期はデリケートな時期。本人はもちろんストレスを抱えてしまいますが、「何をしてあげたらいいだろう」「これを言ったらまずいのかな」などと考え込んでしまう親御さんも多くいらっしゃると思います。

そこでここでは、現役生時代と浪人生時代の計2年間を大学受験生として過ごした私みおりんが、受験生・浪人生の親ができることを考えてみたいと思います。

わたし自身、してもらってうれしかったことやしてほしかったこと、ちょっと傷ついてしまったことなどをまとめましたので、ぜひご参考にしていただければと思います。

〈みおりんのプロフィール〉

  • 地方公立高校から東大を受験するも、
    現役では大差で不合格に。
  • 1年の自宅浪人の末、東大文Ⅲ入学。
  • 2019年3月、法学部を卒業。

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受験生・浪人生にとって親の存在は絶大!

まず言いたいのが、受験生や浪人生にとって、親の存在というのは絶大であるということ。

わたしが東京大学に入って驚いたこととして、「家庭環境の良い学生が多い」ということがありました。やはり、あたたかい家族に支えられて勉強してきた人は、希望通りの進学を果たせる可能性が上がるのだろうな、と感じた出来事でした。

逆にわたしの中学や高校時代からの友人のなかには、親からのプレッシャーが重すぎたり、がんばっても褒めてもらえなかったりして、なかなか勉強を上手に進められなかった人もいました。

このように、受験勉強における両親の姿勢というのは、子どもにとって大きな影響をもたらします。

受験生・浪人生の親ができること

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では、受験生・浪人生の親御さんができることとは何なのでしょうか?

ここでは、わたしや友人の経験をもとに、受験生のお子さんのためにしてあげてほしいことをご紹介します。

話を聞いてあげる

いちばん大切なのはこれだと思います。

ポイントは、親側から「模試どうだった?」「受かりそうなの?」などと訊くのではなく、子どもが自分から話してきたことに対して応えてあげることです。

受験生は自分の不安やよかった成績のことなど、誰かに聞いてほしいことがたくさんあります。それを「うんうん、そうなんだね」と受け止めてくれる人がいるというのはとても心強いことです。

生活リズムが整うようサポートする

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生活リズムが乱れると、受験生には致命的な失敗となることがあります。わたしの友人でも、東大に行くだろうと誰しもに思われていたにもかかわらず、生活リズムの乱れを一因として大学を受験できない心身の状態になってしまった子がいました。

特に、宅浪生や自由登校期間の受験生のお子さんには、朝決まった時間に起こしてあげるなどのサポートをしてあげてほしいと思います。

外に連れ出してあげる

部屋で勉強ばかりしていると、誰でもストレスが溜まります。そんなとき、親御さんにはぜひお子さんを外に連れ出して行ってあげてほしいなと思います。

わたしの場合、母がショッピングに連れて行ってくれたり(ウィンドウショッピングですけどね!😉笑)、父が一緒にカフェに行ってくれたり(父は読書、わたしは勉強)したのが気分転換になりました。

親自身も受験のことを調べる

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すでに受験のことをよくご存知の親御さんの場合は良いのですが、あまり大学受験や勉強のことがわからないという場合は、ぜひ少しでもご自身で受験のことを調べてみていただきたいと思います

これはわたしの体験なのですが、わたしの両親は大学受験をほとんど経験しておらず、MARCHとは何かすらもわからない状態でした(「日産のクルマのこと!?ママ数年前まで乗ってた。」と真顔でのたまった母😊笑)。

そんな両親でしたが、ときどき自分で東大の入試制度や仕組みのことを調べていたときもあって、そんなときにはわたしもうれしい気持ちになりました。受験生のお子さんをもつ親御さんには、ぜひ本やインターネットを使って調べてみていただきたいと思います。

↓こんな本を読んでみるのもおすすめです。

ご存知の方も多いかと思いますが、著者の和田秀樹さんは『新・受験勉強入門勉強法マニュアル』や『新・受験技法: 東大合格の極意』など多数の著作をもつ精神科医・受験アドバイザー。受験といえば和田さんと言っても過言ではない著名な方です。

わたしは和田さんの回し者ではまったくないのですが、受験のことがよくわからない…という場合は試しに一冊読んでみるといいかと思います。

差し入れやちょっとしたプレゼントで励ます

定番ですが、ちょっとした差し入れやギフトもうれしいものです。

たいそうなものをわざわざ渡す必要はありません。「お父さんやお母さんは自分のことを応援してくれているんだな」とほっこり感じられるものがいいと思います😊

おすすめの差し入れについては、次の章で5つご紹介しますね。

受験生・浪人生におすすめの差し入れBEST5

あくまでみおりんの個人的なベスト5ですが、おそらく多くの受験生がもらってうれしい差し入れ・プレゼントだと思われるものをご紹介します🎁

1位:蒸気でホットアイマスク

いちばんのおすすめはめぐりズムの「蒸気でホットアイマスク」!

開封すると瞬時に温まってくれるので気軽に使えます。いろいろな香りが選べるのもうれしいポイント。

入試直前の2月、両親が買ってくれたなぁ、、あと、入試当日に泊まったホテルでも受験生ということで無料で配布していただきました。

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受験生時代のブログ。

2位:「あなたのいいところ100」

わたしが母にもらって最もうれしかったのが、「みおりんのいいところ」を100個書いてくれた手紙です。

母はわたしのいいところや好きなところを100個箇条書きしたお手紙をわたしにプレゼントしてくれました。これは本当に「応援されているな、愛されているな」と心から実感できたし、お守りがわりにもなってくれました。「勉強がんばれ!」という押し付けがましさやプレッシャーもないのもすごくありがたかったです。

Amazonより

Amazonより

レターセットで普通にお手紙にしてももちろん良いですが、↑こんなふうに好きなところを書けるように作られた小さな本もあります。1,000円前後で購入できるので、ご活用してみてはいかがでしょうか。一生もののプレゼント、宝物になりますよ。

3位:個包装のお菓子

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お菓子の差し入れは定番ですが、みおりん的おすすめはケーキやエクレアではなく個包装タイプのちょっとしたお菓子

というのは、わたしはよく「数学10問解いたらチロルチョコ1個食べよう!」みたいな形で、小さな目標をたくさん設けてやる気を出すごほうび作戦を実施していたんです🍫笑

そんなときに、ケーキのようなものよりはちょこちょこ食べられる系のお菓子がうれしかったのです😊

合格祝い お絵かき 動物っこ 計10個入り 招き猫 箱入り
ロイヤルガストロ

4位:ひと手間加えた飲みもの

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ドリンクを差し入れるのは定番。でも、ペットボトルや缶に入ったものをそのままいただくよりも、わざわざお湯を沸かしたり、粉を水に溶いたりして淹れてもらった飲みもののうれしさは格別です。

夏場はスライスレモンを添えたアイスティー、冬場はホットミルクやホットジンジャーなんかもうれしいですね💕

受験生におすすめの差し入れ・プレゼントは、別記事で詳しくまとめたのでぜひご参考ください(●ˊᵕˋ●)↓

 

5位:カップウォーマー

特に冬場、あたたかい飲みものはあたたかいまま飲みたいもの。そんなときにおすすめのプレゼントが「カップウォーマー」です。

これはマグカップを置くとあたためてくれる優れもの。カップを持ち上げるとあたためが止まるので、スイッチの切り忘れを心配する必要もありません😌

お値段も3,000円前後とリーズナブルで、気の利いたプレゼント・差し入れとしておすすめです。

受験生・浪人生に親がかけてあげるべき言葉

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受験生・浪人生のお子さんには、どんな言葉をかけてあげれば励ましになるのでしょうか?

ここでは、わたしが両親にかけてもらってうれしかった言葉をご紹介します。

「サポートできることは何でもするからね」

わたしの両親は、わたしがやりたいことのために、できることは何でもするよということをいつも言ってくれていました。

家の都合で自分の好きな道を選べなかった父と母だからこその言葉でもあったと思いますが、とてもうれしく、気持ちの引き締まる思いでした。

「あなたを尊敬しているよ」

親から「期待している」ではなく、「尊敬している」気持ちを伝えられたことが、どれほど心強かったかわかりません。

両親は難関大のための勉強をがむしゃらにやったという人たちではないこともあり、わたしが一生懸命勉強しているだけで「がんばっていてすごいよ!」という姿勢でいてくれました。成績の良し悪しではない、努力自体を認めてもらえていることって、受験生にとっては本当に幸せなことです。

「もう一年うちにいてくれてありがとう」

これは自宅から予備校に通っているか自宅浪人をしているお子さんの場合に限るかもしれませんが、わたしの場合、一年長く学費がかかってしまったにも関わらず、親はわたしが家に留まったことを心から喜んでくれました。(弟が反抗期だったこともあり、わたしがいたほうが家庭の雰囲気がよかったのもあって🤭)

本来なら浪人したことを責められてもしかたないのに、そんなふうに言ってくれる両親の言葉は本当にありがたいものでした。

受験生・浪人生に親がしてはいけないこと

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最後に、デリケートな受験生・浪人生に「これはやらないであげてください😢」というNG行動をご紹介します。

「期待している」アピールや「がんばれ」の言いすぎ

身近な人に期待や応援をされるのはうれしいことです。でも、それを前面に出されてしまうと、ネガティブなプレッシャーとなって受験生に押しかかります。

「がんばれ」という言葉も、ちょっと注意が必要です。受験生や浪人生は普段からすでにがんばっているもの。

わたしも、純粋な応援の気持ちとはわかっていながらも、父が「がんばってね😊」と言ってくれると、ときどき「こ、これ以上!?😢🙀」という気持ちになりました。

受験生には、「がんばってね」よりも「がんばってるね」の言葉のほうがおすすめです。

模試の点数や勉強の進捗を聞く

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勉強がうまくいっているかどうか逐一確認されるのも、受験生にとってはプレッシャーです。本人から言ってこない限りは、あまり根掘り葉掘り聞くのは避けていただきたいです🙀

「大丈夫なの?」と不安そうにする

親の不安が伝わってくると、子どもも心細くなってしまうものです。「わたしってそんなに心配かけているんだ」と落ち込みもします。

親御さんもいろいろ不安はつきないと思いますが、いちばん不安なのは、18そこそこで人生を左右しうる戦いを前にしている受験生本人。親御さんはどんとかまえて、見守ってあげていただきたいと思います。

▶︎良い意味で受験に期待しないでいてくれた母の話。

まとめ

わたしや友人の体験をもとに、受験生や浪人生の親御さんにしてあげてほしいことをまとめてきました。

特に第一子のお子さんの場合、親御さん自身も大学受験というイベントに慣れずどうしていいかわからないということもあると思います。

そんなときは、本やこうした記事などを参考にしていただけたらと思います。最後に、受験生のお子さんをもつ方におすすめの本をご紹介します📕

Amazonレビュー平均★4.5!著者の早瀬さんは自身も「受験生の母親」を経験した受験カウンセラーです。

読んだ方のコメント

"無意味なことはわかっているのに、どうしても息子たちの成績で気分が浮き沈みし、なんとなく親として自信を喪失していたところ、この本が大きな気づきを与えてくれました。
「受験期は母親も人間とし成長できるチャンスなのだ」という発想は目からウロコでした。"

Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 受験生を持つ母親のメンタル整理術

この記事が受験を前にするお子さんと親御さんのお役に立てれば幸いです。

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2 件のコメント

  • みおりんさんもですが、お母様素晴らしいですね✨✨私も長男が生まれてすぐに家庭保育園を申し込み、同じように絵本や絵カードをやりました。昨年後期で国立医合格したのですが一浪し、前期一本勝負で行くみたいです。今年は年子の次男と2人の受験生を抱え、緊張と疲労がピークに来ています。みおりんさんのお母様を見習いたいと思いました。

    • ハム母さん、うれしいコメントをありがとうございます!
      わたしの母も、いま聞くと当時は結構いろいろ大変だったようで、お世話かけちゃったなぁと思います。
      ハム母さんのご家庭も家庭保育園や絵カードをやられていたんですね!息子さんたちとても幸せだと思います(●ˊᵕˋ●)
      息子さんたちが希望通りの進路を選べるようお祈りしています!

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