マウントを取られたことに気づけなかった

わーいわーい!みおりんです。

ときどきDMなどでフォロワーさんからいただく相談に、「成績のことでマウントを取ってくる友だちがいて悩んでいます」というものがあります。そこで今回は、このマウントというものについてわたしがぼんやり考えてきたことを書いてみたいと思います。



わたしが「マウントを取る」という概念を知ったのは大学生のときでした。高校生まで知らなかったし、社会人になってからは知っていたので、たぶん大学時代だと思います🤔

ただ、その言葉を知る前と後の両方を思い返してみても、わたしはこれまでの人生で「マウントを取られた」と感じた経験がほとんどありません。

この話をひとにすると、「たぶん気づかなかっただけで、きっと実際は取られてたときもあるはずだよ」と言われます。そうなのかなぁ…とも思いますが、もしそうだとしたら、マウントに気づかない平和ボケ相手にマウントを取ってしまった相手は浮かばれなかったと思います。。

 

マウントを取るというのは、わたしの理解しているニュアンスでいうと、「自分はあなたより優れているんだぞ」ということを暗にアピールする、という行為だと思います(合ってますか?😥笑)。ここで考えたいのが「自慢」との違いです。

わたしは昔から、自慢話をする人が苦手でした。でも、マウントを取る人よりは全然マシだとも感じます。単なる自慢話はカラッとしている。マウントはジメジメしている。

ではこのカラッとジメジメの違いはなにかというと、それは「比較」という感覚だと思います。

 

自慢話をする人はおそらく、単純に自分のすごい話を聴いてほしい人です。「すごいね!」「天才だね!」などと言われれば満足でき、そこに「誰かと比べて」すごい、という概念はありません。そのすごさは絶対評価であって、相対的なものではありません。英単語でいうとgood、みたいな。

対してマウントを取る人というのは、相手との比較で自分のすごさを示したい人です。相手に、「すごいね」という気持ちだけでなく「それに比べたら自分は全然ダメだ」という感情まで与えたいということだと思うのです。ここでのすごさは絶対評価ではなく、相対評価です。英単語でいうとbetterのニュアンス。

 

となったときに、じゃあわたしがどうしてひとの自慢話には気づけるのにマウントには気づけないかというと、それはたぶんわたしのなかに、他人と比較して自分を見る視点も、自分と比較して他人を見る視点もないからだと思います。

以前「人と比べられてもわたしが何も気にしない理由」の記事でも書いたように、わたしはひとと比べるという習慣があまりありません。そのせいで、マウントを取ろうとしている相手の「あなたと比べてわたしはすごい」の「あなたと比べて」のニュアンスを汲み取れず、はてな?となってしまっていたのかな…と思いました。(まあ、こんなぼんやりした人間相手にマウントを取ろうとしてくる人が、本当にこれまでいなかったのかもしれませんが🙄笑)

わたしが普段思っていることの一つに、「上を見るのはキリがない、下を見るのは品がない」ということがあります。

世界は広すぎるし、すごい人も、すごくない人も多すぎる。だからマウントなんて取ってる暇があったら、下を見ている暇があったら、べつのことに時間を使ったほうがいいのではと思います。

そして逆にマウントを取られてストレスが溜まってしまっている人は、まずはそういう相手からはなるべく離れられるような工夫を考えて、それが難しい場合は自分のなかにある「比較」という概念の優先度をなるべく下げられないか考えてみてほしいなと思います。

相手側にいくら「比較」の気持ちがあっても、こちら側にそれがなければそのマウントは無効化することができるはずです。…って、言葉で言うだけなら簡単だけれど。でも、少し工夫できないか考えてみるだけでも、少しはよくなるのではないかなと思います。

 

ということで、マウントという概念についてわたしが最近考えたことでした💭

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3 件のコメント

  • 基本勉強が苦手な私がマウントモンスターに対して感じたことは「本当の意味で自信がない」もしくは「自分がうまくいっていることは自分一人の実力という傲慢な気持ちが強い」のどっちかが多い気がしました。(中にはマウントではなく現実を淡々と表明しているパターンがありましたがネチネチしていないので嫌な気はしないです)

    この考えは私が勝手に感じていますが、圧倒的にマウントにはネチネチした黒いものが背後にある気がします。

    一緒にいて不愉快なので自分がモンスターにならないように気をつけていることは、「自分がどういう人間なのか客観的に観察する」ことと「自分が屋根が付いている家に住んでいたり勉強できるのは家族や図書館(時代)のおかげ。感謝の気持ちを忘れない。」ということです。

    日本に生まれてツイテルぞ( ^∀^)・

  • 私は何回も勉強でマウントを取られたことがあります。。。
    すっごいイラつくんですけど、なんとか抑えています
    でも、このみおりんさんの記事を見て、マウントなんて気にしなくていいんだなと、思わせてくれました。この記事に出会えて本当に良かったです!
    いつも動画見てます。応援してます!これからも頑張ってください!

  • 最近、私が気づくか気づかないかのレベルでしたが、勉強でマウントを取られてしまいました…。
    なんだかバカにされてるんだな、と思いましたが、いつも応援させていただいているみおりんさんのこの記事にたどり着くことが出来ました。
    全部とても納得でき、私は私なんだ、私はマウントを取ることはしないで、自分らしくいられればな、と思いました✨

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